最近友人が、実家の手入れをしていて庭石を移動させた時、石の下に井戸があることを発見したそうだ。古井戸をいじるのは、最近のホラー映画等の影響からか抵抗があるし、曽祖父からの言い伝えで、井戸に手を出すと家が滅びると伝わっているそうだ。友人の話しでは、貞子がでそうだから埋めたいとの事。言い伝えよりも重要なのかと、軽いショックを受けた。
私の母の実家にも古井戸がある。祖父が生前、古井戸を埋めようと基礎工事の発注をした後、心臓の病気になりしばらくして亡くなった。それ以降井戸はそのままになっている。
井戸は祟るのかで調べると、三代後祟るとか、七代後祟るとかでてくる。物に神がやどる付喪神という考え方や、水脈(竜脈)をいじる風水の考え方、産水のご恩と呼ばれる慣習、まさに数知れず。
古来から、慣習、言伝、迷信、数多く伝えられているけれども、理由が伝わっていない。古人の当時の常識は常識故に書かれる事は無く、もどかしく世迷いごとが蔓延する原因となっている。
友人には、一般的に仏家の供養か、神道の御祓いをすすめておいた。何か起きても困るでしょと言っておいた。
個人的には、風水説が頭では理解し易いし、納得できる理屈が多いのですが、身近な体験談を説明する事はできない。あまりにも、井戸を基点とする不合理な話が多すぎるのです。恩師である大学教授も、「科学的に説明はするが、私自身納得はしていない」と言っておられたことを思い出す。
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